硫黄島からの手紙
[映画鑑賞] 06年12月14日 09:38
今日は『台湾レポート』をお休みして、昨晩観ました『硫黄島からの手紙』について書きます。
せっかく映画を観たのに日にちを置いてしまうと、新鮮な感想を忘れそうなので・・・。
クリント・イーストウッド監督作品、硫黄島二部作。
クモが今回鑑賞しましたのは、日本側から見た硫黄島、『硫黄島からの手紙』です。
前作の『父親たちの星条旗』同様、『硫黄島〜』も実在の人物を取り上げての物語。
孤立してしまった硫黄島で命をかけて戦う男達。
軍人という鎧を脱ぎ捨てれば、彼らは父であり、夫であり、息子であり、恋人なのである。
そんなただの1人の男として、本土で待つ家族などに書き綴った手紙。
それが届かないということを分かっているのに・・・・・。
そして戦後、行き場をなくした何通もの手紙が硫黄島の土の中から発見された。
それらを基に作成されたのがこの作品です。
今回は映画の内容より、クモこの作品に対する感想を完結に述べたいと思います。
まずはイーストウッドのことから。
彼が何故アメリカ側と日本側からの二部作を作ろうと思ったのか?
その謎が『硫黄島からの手紙』を観終えて分かった気がします。
上手く言葉で言い表すことは困難ですが、
双方からの視点で戦争を振り返ることにより、見えてくるものがありました。
それは、どちらが悪いとか勝者とかそういうことではなく、
んんん〜・・・なんて言えばいいのかな・・・。
この二部作は確かに戦争を題材にしているものですが、
イーストウッドは硫黄島でどんな戦いがあったかを世界に教えたかったわけではなく、
戦士達がどんな思いをしていたのか、
そして彼らの帰りを国で待つ家族の思いに重点を置いている気がしました。
そこに着目して作品を観ていると、戦争という惨たらしい戦いの中でも
アメリカも日本も実は同じなのではないか?と思えてくるのです。
ちょっと分かりづらいかもしれないですけど、クモはそんな風に思いました。
『父親たちの星条旗』そして『硫黄島からの手紙』。これは二部作で初めて成り立つ作品なのです。
イーストウッドの前代未聞で画期的なアイディアは見事成功したと感じました。
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「硫黄島からの手紙」 2006年 米
★★★☆☆
ご存知、「父親達の星条旗」と対になっている日本側から観た「硫黄島」
での攻防戦を描く第... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年12月18日 17:30

